そして中国では、あるレポートによると、２０１９年の中国の電子ゲームのプレイヤーは３.５億人を超え、eスポーツの業界規模は１３８億元に達していると述べられている。「国際的なeスポーツの都」の建設を目指す上海でも、eスポーツ産業の発展を促進するために様々な手立てが講じられている。

　まず、大学にeスポーツ人材を育成するための専門的な授業や学科が開設された。例えば、去年、上海体育学院は「電子競技解説」という専攻を開設。２４０人の受験生が選考に参加した。

　さらに全国に先駆けて、eスポーツ選手登録制度を確立。DOTA2、英雄聯盟（LoL）、王者栄耀など、７種目のeスポーツの選手８５人が、上海ですでに選手登録した。

上海で登録したeスポーツ選手

　「２０１９電子競技上海マスターズ」の開催も、この一環だ。大会は全国初の、都市名を冠した非商業的な活動である。現在、電子競技協会と上海市静安区はすでに協力で合意し、大会は静安区で開催されると予定だという。

（編集：Ｗ、実習生Ｓ）